自覚と責任をもって
成人者代表 呉屋智子
1990年の輝かしい新年をむかえ、今日私達も成人式を迎えることが出来ました。このように盛大なる式典を催され祝福して下さいましたことに感謝申し上げます。
ふりかえってみると、出生から今日までいろんな事がありました。親に手を引いてもらってくぐった小学校の門、期待と不安の入りまじった中学校の入学式、初めての経験である高校入試、楽しい時も苦しい時も共に手をとりあって助けあってきた仲間達……。高校卒業後は進学、就職とそれぞれの進路でがんばり、今日こうして皆そろって成人の日を迎えたことに喜びを感じます。このように私達がりっぱに成人になれたのは、いつも温かく見守ってくれた両親がいたからだと思います。ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。
今日からは大人の仲間入りだと言われてもピンとこない部分もありますが、社会は一人前の大人として扱うことでしょう。ですから常に自覚と責任をもって行動しなければいけないと思います。
21世紀も目の前にせまってきました。国際化社会の時代という言葉がよく使われている今日、多様化する社会情勢に対応するためには、私たち若者は多くの教養と知識を身につけなければなりません。
本日の町長さまはじめご来賓さま方からいただいた教訓、ご訓示をお手本にし、お互いが目標に向かって一歩一歩前進することを誓います。どうか今後ともご指導をお願い致します。
これをもって感謝の辞と誓いの言葉と致します。
平成2年1月15日
夢と希望に向かって
成人者代表 平田聡
平成2年の輝かしい新年を迎え、私達もついに成人式を迎えることができました。その人生の節目にあたり、この式典を催されたことを深く感謝申し上げます。
今日から大人の仲間入りだとはいっても、社会人としてはまだまだ未熟者であります。町長をはじめ、各来賓、諸先輩方々の御教訓をしっかりとかみしめ、皆様のご期待にお応えできるよう頑張りたいと思います。
昨年は「昭和」から「平成」という時代に代わり、社会的、政治的に色々なことがありました。人生の再出発とも呼べるべきこの日に、私達は大人としての第1歩を踏み出すわけですが、この先、幾多の困難があるかもしれません。しかし、その困難を乗り越え、1人1人が社会的責任を自覚し、自分自身の夢や希望に向かって、1歩1歩前進していきたいと思います。
晴れて社会人になったばかりの私達ではありますが、私達が立派な社会人になれるよう、どうか変わらないご指導、ご支援の程をよろしくお願い致します。
これをもちまして、皆様方への謝辞と致します。
平成2年1月15日