さしきずは、とがった物が皮膚をつきぬけて身体組織にささってできる傷です。きず口が小さく、見た目では軽く思われがちですが、深ければ大事です。また、きずの位置によっても大へんなことになります。出血はそれほど多くなくても、さまざまな病気に感染する危険が大きいのもさしきずといえます。
小さなさしきずなら、手当の前に少し血をしぼり出してから、清潔なガーゼをあて包帯をすればよいでしょう。ガラスの破片や刃物がささった場合には、血管や神経をきずつけてしまうことがありますから、無理に抜こうとはせずに医師の手当を受けましょう。さしきずには、くれぐれも慎重に対応することが肝心です。