おむすびやごはんを食べている子供たちの顔、みんな輝いています。日本の将来をになう若者たちには、明るく、たくましく育ってほしいと思います。
さて、日本人の食生活は、ごはんを中心として、いろいろな食品を組合わせた多様な食事内容となっており、平均的には、栄養面でもバランスのとれた、いわゆる日本型食生活となっています。
最近では、大都市を中心に、外食や調理食品に依存した食の外部化や家族の生活時間のズレから生じる個食化など、食の多様化がみられます。しかし、家庭での食生活の基本はごはんが主食であり、また、学校給食でも、ごはんをいろいろなおかずと組合わせた豊富なメニューの米飯学校給食が、全国的に年々増えて、児童や生徒に喜ばれています。
こうしたなかで、健康で豊かな食生活を送るため、日本型食生活の良さを見直し、親から子へ良き伝統を受継いでゆきたいものです。
理想的な水準にある 日本人の食生活
わが国では、戦後、欧米諸国の食生活に近づくことを理想としてきましたが、近年、欧米諸国では動物性脂肪や砂糖の摂りすぎと穀物の摂取不足など栄養のかたよりが問題となっています。一方、わが国の食生活は、平均的にみれば供給熱量が日本人の体位・体格からみて適正な水準にあり、その中に占めるでん粉質食料の比率も理想型に近いなど、栄養のバランスがとれています。
また、わが国では、動物性たんぱく質に占める水産物の割合が欧米諸国に比べ高いなど、欧米諸国とは違ったいわゆる日本型食生活ともいえる独自のパターンを形成しています。
このように、日本人の栄養水準は、平均的には理想的な姿になっているといえますが、食生活の内容は、個人や世代などによってかなり違い、最近では、熱量を摂り過ぎる人が増える傾向にあります。
これからは成人病予防、健康づくりなど国民の健康と食料の安定供給をめざして、米を中心とした日本型食生活の良さを見直し、これを守り、ひろめていくことが大切になってきています。
健康づくりのための食生活
健康でいきいきとした生活を送るためには、いろいろな栄養素がバランス良く摂れる食事をすることが重要です。このためには、米を主食とした日本型食生活が望ましいことはいうまでもありません。
日本人は、平均的には、理想的な栄養バランスのとれる食生活をしていますが、一部には、不規則な食事や一部の加工食品のみによる食事といった片寄った食生活をする人も多く、なかには偏食に陥る例もみられます。
下は、1984年3月に農林水産省が公表した日本型食生活の手引きです。
日本型食生活の手引き
(1) 熱量をとりすぎて、太りすぎにならないよう気をつけましょう。
(2) いろいろな食品をバランスよく食べましょう。
(3) 主食としてのコメの良さを見直しましょう。
(4) 牛乳はカルシウム源!大いにとりましょう。
(5) 脂肪、特に飽和脂肪酸のとりすぎに注意しましょう。
(6) 塩や砂糖などのとりすぎに注意しましょう。
(7) 緑黄色野菜や海草類は十分に食べましょう。
(8) 朝食をしっかりとることが必要です。
健康面からみた米の評価
総理府が62年9月に実施した「食生活・農村の役割に関する世論調査」によると、81%の人が「米は健康によい」、73%の人が「米は栄養に富む食物」と回答しており、前回(59年9月)の結果以上に米は栄養的、健康的に優れた食品であると評価する人が多くなっていることがわかります。
米の成分
米の主な成分は、炭水化物76%、たんぱく質7%、脂質1%となっており、このほかにもいろいろな栄養素を含んでいます。
また、米の消化吸収率は98%と高く、精白米100グラム当りの熱量は356キロカロリーとなっています。
1989年度 佐敷町米消費拡大推進事業
産業まつり手料理展示・試食会 (11月25日、26日)
新春モチつき大会(1月3日)
幼稚園児試食会(9月~2月)
子ども会試食会(8月)
町PTA試食会佐中―9月
馬小―1月
佐小―1月中旬
生活改善グループ料理講習会 (8月~10月)
婦人連合会料理講習会 (11月~12月)
農協婦人部料理講習会 (10月5日、12月8日)