なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

文化財 再発見 新里ノロ殿内(新里)

字新里の氏神で、旧暦正月2日、5月15日と6月15日のウマチー、6月26日のアミシ(無病息災祈願)、7月のヌーバレー(厄払い)、8月9日のチナシティー(綱拾て=龍宮の神に健康祈願)、8月15夜、10月のタントゥイ(種取)など、多くの行事の際に拝まれています。戦争で場天ノロと御巣出大人(ウシジンテージン)の位牌と香炉が焼失し、現在は、場天ノロ、御巣出大人、ハンジャ大王、御通し所の4個の香炉が祀ってあります。
戦前のウマチーには、白装束の馬天ノロと場天根人らが先頭になり飾りたてられた神馬にまたがって、新里の場天殿や宮城殿、ノロ殿内、勢理客の殿をはじめ、小谷の神座敷や津波古の多和田殿まで、まるで大名行列のような雰囲気で参拝していたということです。
新里坂途中、県道137号線沿いにあり、まわりの樹木とともに静かに本町をみおろしている新里ノロ殿内です。

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大分類 テキスト
資料コード 008442
内容コード G000000582-0037
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第147号(1989年10月)
ページ 12
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1989/10/10
公開日 2023/11/26