謝敷いたびしに うちゃい引く波や ざじち美童の み笑れはぐち(謝敷節の碑・国頭村謝敷在)。
「寿大学」4回目は8月10日午後、町老人福祉センターで開かれ、『沖縄文学碑めぐり』の著者の1人、垣花武信さんを講師に招いて「琉歌を訪ねて」が学ばれました。
この日は、約50人のお年寄りが参加。県内各地に立つ文学碑をスライドで見ながら、カセットから流れる琉歌に聞き入ったり、なじみ深い歌を口ずさんだりして楽しいひと時を過ごしました。
先の謝敷節の碑をはじめ、県内各地の文学碑に刻まれている歌は、琉歌が大半を占めており、その多くがふるさと讃歌ということです。
それぞれの琉歌の持つ表情、心、その土地との関わりといった話を聞き、学生たちは郷愁の世界に思いをはせているようすでした。