質問
退職被保険者とはどのような方々をいいますか?
お答え
(1)国民年金以外の年金の加入期間が20年以上または40歳以降、加入期間10年以上の方で年金を受給している方 (2)退職者本人に扶養されている方、をいいます。なお、老人医療制度に該当すると資格が喪失します。
質問
他の被保険者の方々は何と呼びますか。
お答え
一般被保険者と呼びます。
質問
退職被保険者と一般被保険者ではどのような違いがあるのですか。
お答え
医療費の給付率が違います。一般被保険者はすべて7割給付です。退職被保険者の場合には本人が8割給付、被扶養者は入院8割、通院7割の給付となっています。
質問
私は一般被保険者です。退職被保険者の給付率が高いようですが、私の納めている保険税でまかなわれているとすれば納得できないのですが……。
お答え
退職被保険者の医療費については退職者の納める保険税と退職者が以前に加入していた保険から支出されます。ですから一般被保険者の納めた保険税が、退職者の医療費に充てられることはありません。退職者の医療費については、財源面からみると一般被保険者とは完全に別会計と考えられます。
質問
現在どの程度の方が退職被保険者に該当していますか。
お答え
退職者本人が約100人、被扶養者が100人の計200人となっています。
質問
制度が複雑でわかりにくいのですが、どのような狙いと意義があるのですか。
お答え
来月号で詳しく説明しますので、ぜひ来月号をご覧ください。