国民年金か個人年金かの二者択一ではありません。まず国民年金に加入し、その上で老後により多くの収入を希望する人が、上乗せして個人年金に加入します。
個人年金は国民年金と全く違った役割としくみを持ったものですが、老後の所得保障としての機能には限界があります。しかし、だからといって個人年金の役割を否定することはできません。
国民年金は老後の生活保障の基盤ですが、全ての人が満足する水準を国民年金が準備するには公的年金の性格から限界があります。
ですから、個人の努力で国民年金の基盤の上に個人年金を積み重ねて、より豊かな老後を送ろうというのは、健全な老後への準備といえます。