青年海外協力隊の89年度第1次隊派遣壮行会が7月4日・東京広尾の同隊講堂で開かれ、307隊員の中に県からも瀬底正武さん、久保政幸さん、高江洲加津枝さん、阿波根章子さんの4人が参加しました。
その中で瀬底正武さん(25歳)は、本町字津波古の出身。赴任地タイヘの出発を前に、7月7日午前、町役場に山城町長を表敬訪問しました。
応対した町3役は、「海外から沖縄を眺めるのもいい経験。体に気をつけて精いっぱい頑張りなさい」と激励。はなむけに金一封を手渡していました。
タイの工業高等専門学校で講師として2年間、エレクトロニクス関係を指導するという瀬底さん。「沖縄は東南アジアと歴史的にもかかわりが深い。自分の力と技術をためすとともに、心の交流を通じて友好の掛け橋になりたい」と、力強い抱負を述べていました。