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文化財再発見 ハマジンチョウ群落 (冨祖崎)

県指定天然記念物である冨祖崎のハマジンチョウ群落は、真謝川の河ロから冨祖崎川の河ロにかけての海岸沿いにあります。冨祖崎公民館の運動場に隣接しており、先ごろ保護育成のために同群落地を町が買い上げ、植物公園としての整備計画も進行しています。
ハマジンチョウは、九州西海岸から南支那の海岸に分布しています。ハマジンチョウ科に属する常緑の低木で、海岸林内にごくまれに生育する個体数の少ない珍種で、日本では1科1属2種の植物です。
初夏に葉のわきから小さな白っぽい可憐な花(直径2センチ)を1から3個つけます。
葉はやや厚く互生し、長さ6から12センチです。ジンチョウゲに似ているところからこの名がついています。
ハマジンチョウは、字佐敷、兼久、新里の海岸辺りにも自生しており、保護育成によってはまだまだふえる可能性もあります。昭和36年6月15日県指定。

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大分類 テキスト
資料コード 008442
内容コード G000000579-0032
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第144号(1989年7月)
ページ 14
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1989/07/10
公開日 2023/11/26