町民頒価3,000円 町外頒価4,000円
このほど『佐敷町史』民俗篇に続いて自然篇が刊行され、頒価も決定し、一般への販売が開始されました。販売に先立って山城町長による発刊記者会見も行なわれ、恵まれた本町の自然の現況を記録し、多方面で活用できる原資料としての価値が強調されていました。
今回刊行された『佐敷町史三 自然』は、資料篇、学習篇の二分冊で、付録として佐敷町現存植生図と現存植生図の凡例組成表の2つがついています。
資料篇は、動植物、土質、気候等を資料記録の立場から編まれ、現地調査の結果が克明に記録されています。写真、図を多用し、図鑑的要素も持っています。さらに、貴重種等は詳述されており、学習資料としても重宝な一篇となっています。
山、平地、海岸、海と各所に亘っての調査結果が掲載されており、専門家にも喜ばれるものとなっています。
小・中学生にも自然に親しんでもらう目的で編まれた学習篇は、自然学習の仕方や貴重な動植物を図入りで解説し、わかりやすい記述となっています。 一例を上げると「小谷の森に親しむ」の項では、自然植生に近い小谷の森の解説、そして、接し方が掲載されています。
本県の地域史・誌中でも例をみない自然篇は、今、大きな人気を呼んでいます。
@学校基本調査で大臣表彰 感激と喜びの祝賀会開催 5@
6月8日、宮古で開かれた県教育長研修会において、本町教育委員会が学校基本調査で文部大臣表彰を受けました。島尻教育事務所の推薦で本町の功績が認められたもので、6月28日夜、その受賞祝賀会が町老人福祉センターに関係者多数の参加のもと行なわれました。
宮城教育長の感激を秘めたあいさつ、山城町長の今後の更なる発展を願う激励のことば、神谷議長の心からの祝辞と続き、馬小嶺井校長の激励のことばで祝賀会はひとひわ盛り上がりをみせていました。今回の表彰は、沖縄県で佐敷町だけとあり、この日はその喜びと感激のムードに満ちあふれていました。
教育の町、佐敷にふさわしい栄誉がまたひとつふえたこの日の祝賀会となっていました。
宮城教育長は、今回の表彰について「大へんな栄誉です。本町の教育への取組みが評価されたものです」と語っていました。