パヤオ(浮き漁礁)設置の効果は―。5月16日、町議会浮き漁礁調査特別委員会は、久高島沖に設置されている漁礁を視察、調査しました。
佐敷・中城漁協(山城健青組合長)がこれまで設置したパヤオは12基。流失などで現在機能しているのは2基とのことです。大型タンカーの航路近くとあって、船舶による破損も多く、その対策等が急がれています。
この日は、奥間邑一町議会副議長以下、議員12人、役場職員、山城組合長、計19人が参加。約3メートルのうねりの中、実際に糸をたれ、パヤオ効果を調査していました。2時間半あまり一本釣りに挑戦、シーラやシビマグロ等37匹の成果をあげました。
しかし、山城組合長によると、この日は気象条件の悪化、さらに漁の時間帯のずれもあり、本来のパヤオ効果は上がっていないとのことでした。
調査では、今後もパヤオの保持と活用が確認され、漁業施設の充実と漁業の活性化のための方策が語られていました。