貧血と低血圧を間違って受けとってしまう方がいます。貧血とは、血液の中の血色素(ヘモグロビン)との量が少ないこと、つまり、血がうすい状態をいいます。血色素は体の組織や細胞に酸素を運ぶ役目をしていますので、これが少ないということは、体が酸素不足になり、健康に障害を受けることになります。それでめまいや立ちくらみ、息ぎれやだるさ、頭痛等の症状が出てきます。
血色素は鉄を含むたん白質からできているので食事の面では、鉄分やたん白質を積極的にとることが大切です(卵・レバー・肉類・魚介類・大豆製品等)。また、鉄の吸収を促すためのビタミンC等の多い食品も多めにとるように心がけましょう。