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あなたにとって佐敷町とは 佐敷町総合計画策定に関する町民意識調査 

町では、昨年10月、住民を対象に町民意識調査を行ないましたが、このほどその結果がまとまりました。この調査は、町が総合計画を策定するにあたり、幅広く町民の声を把握しようと実施したもの。
調査対象は600人で、回収率98%(590人)、質問は佐敷町の土地利用、シーガーデン構想など17項目となっています。
調査結果によると、行政が力を入れてほしい事業(複数回答)は、中央公民館や図書館の整備がトップで、40.3%、次いで、少年非行や犯罪などの防犯対策30.5%、下水道の整備27.6%、道路の整備24.6%、排水施設の整備24.2%、各種スポーツ施設の整備24.1%と続いています。
町の土地利用の方向については、公有水面を埋め立てて土地利用の推進を望むのが、48.6%と最も多く、次いで、宅地確保のためには畑をつぶすこともやむをえない(30.7%)、傾斜地は開発し農地や宅地に(29%)、宅地は市街化区域に(21.4%)などとなっています。
また、公有水面埋め立て地での土地利用(佐敷シーガーデン構想)については、マリンスポーツ施設の建設が33.6%とトップで、住宅地26.4%、公園23.9%、レジャー施設22.4%などとなっています。
佐敷町の誇りと思うものは、新開スポーツ公園という答えが、半数以上の56.6%を占め、次いで国道331号沿いのワシントンヤシ並木(39.7%)、多様な自然環境(33.7%)、厚生年金休暇センター(22.9%)などが挙がっています。
また、あなたの勤務先は、の問いに、那覇市と答えた人は30%と最も多く、次いで町内が23.7%、与那原町10.5%となっており、町内の7割余の人たちが那覇市をはじめとする他市町村に勤めていることが浮き彫りになっています。
日用雑貨の買い物先は町内が80.7%を占めていますが、正月・盆用品、着物・洋服、家具・電気製品およびレコード・本は、大半が、与那原町や那覇市など町外で求められています。
佐敷町は住みよいですか、との問いに、住みよいと答えたのは、52.4%で、まあまあ住みよいと答えた33.9%と合わせると86.3%に上り、また、8割余の人たちが今後も佐敷町に住みたいと答えています。
町では、この町民意識調査の結果を踏まえ、総合計画の基本構想をまとめることにしています。

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大分類 テキスト
資料コード 008441
内容コード G000000572-0012
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第140号(1989年3月)
ページ 6-7
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1989/03/10
公開日 2023/11/21