佐敷上城、尚巴志王の住居跡に建立(1938年)されているお宮です。第一尚氏王統のお宮として、歴代の王および関係者が祀られています。「つきしろの宮の名称は「つきしろ」という第一尚氏の守り神の名にちなんでつけられたものです。
第二次大戦によって神殿が焼け残ったままになっていましたが、1962年、拝殿の再建がなされました。
宮つかい女の詰所跡といわれるカマドの跡や石畳も付近には残っており、1979年には発掘調査も行なわれました。同調査では、出土遺物が数多く発見され、遺跡としての重要性も再認識されました。
「上グスク」とも呼ばれ、公園化された境内は緑濃く、また、眺望にもすぐれ、多くの人々に親しまれるつきしろの宮です。