なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷金杜

自然保護、育成が地球規模で叫ばれて久しい。地球の温暖化とか異常気象などが世界各国で間題となり、自然保護の重要さがあらためて確認されている。
日本においても開発行為の見直し、原生林の保護など、自然を守り育てていくための取組みがなされ、かけがえのない自然の保護、育成に力が入れられてきている。自然の恵みには、はかり知れないものがある。緑から受ける心の潤い、安らぎなどは、その最たるものかも知れない。水資源などもそうである。
わが佐敷町にも、海や丘陵・傾斜地の自然がある。これらの自然を大きく育て、将来の財産にしようとするデイゴやその他の樹種の造林事業も年々着実に進められている。 「自然を町発展の原動力」としでいくための取組みでもある。
緑を育成し、潤いあるまちづくりが進めば、一人ひとりのふるさと意識も深まり、さらに緑豊かな郷土づくりに力が入るものと思う。自然を保護し、育成することによって、私たち自身もつくられていくのである。
こんな意味合いから、先般の緑の少年団の学習活動は、大いに意義深いものといえる。町後背部の傾斜地を見てまわり、造林地の状況を知ったということは、将来の大きな力となっていくものと確信している。
箱庭のような町域の美しさも少年たちは知ったものと思う。ふるさとの自然を守り、育てる芽がまたひとつ生まれたものと信ずるものである。(町長)

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大分類 テキスト
資料コード 008441
内容コード G000000571-0008
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第139号(1989年2月)
ページ 3
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1989/02/10
公開日 2023/11/21