わが町の歴史を学ぼうと、12月17日、町の婦人たちが町内の史跡、文化財巡りを行ないました。
これは、町教育委員会の主催する婦人学級の一環で実施されたもの。
20名余の参加者は、肌寒い青空の下、第一尚氏ゆかりの地を訪ね歩きました。
町内には、のちに琉球国王となった尚巴志と父思紹が住んでいたといわれる居住跡など第一尚氏関係の史跡、文化財が数多く残されています。この日は、町教育委員会の玉木社会教育主事の案内で、苗代大屋(後の尚思紹王)の屋敷跡や、つきしろの岩と井、佐敷グスク、佐銘川御殿、佐敷ようどれなどを見て回りました。
初めて目にする史跡も多いとあって、一行は社教主事の説明に耳を傾け、熱心にメモを取ったり、カメラに収めたりして町の歴史、文化を学んでいました。中には子どもづれの参加者もいて、今回の視察は、親子で楽しむ最高の学習の場ともなっていました。
「文化財巡りに参加して歴史に対する興味が少しわいてきました。学ぶ機会をもっと多く持ちたいですね」と、参加者の一人は話していました。