第六十六回佐敷町議会定例会は、昭和63年12月14日から16日までの三日間の会期で開かれました。
山城時正町長は、今12月定例会に昭和63年度一般会計補正予算、同水道事業会計補正予算および東部清掃施設組合規約の変更、以上三件の議案を提出。慎重審議の結果、いずれも原案のとおり可決されました。
三回目の一般会計補正予算は、国庫補肋金の減などに伴い、967万5千円が減額され、予算総額は、25億1600万円となっています。
今議会では「遊具施設の充実に関する要望書」など二件の陳情が採択されたほか、議員提案の「厚生年金の格差是正に関する意見書」が万場一致で決議されました。
意見書は、本県の厚生年金制度が本土のそれより遅れて発足したことから、年金受給権の確保等特別措置が講じられてもなお、本土の受給者の年金額より低いと指摘。県民の利益を守る立場から、厚生年金の格差是正措置の速やかな実施を強く求めています。
12月16日の一般質問には五人の議員が登壇。厚生年金休暇センターにかかわる雇用問題、佐敷小学校の遊具の設置、佐敷町の特色づくり、新たに生じた土地の使用計画、入札指名業者の選定問題など、大所高所に立った建設的な論議が交わされていました。
この日は、婦人会役員、商工会青年部の皆さんが多数傍聴に訪れ、議員と町長ら理事者との活発な発言のやりとりを真剣な表情で見守っていました。