自分の技術が役立つのであれば―と、永年ボランティアで施設での理容を続けていた町内の床屋さんが、このほど第31回沖縄県社会福祉大会で晴れの表彰を受けました。
授産施設つきしろ学園を訪問し、理髪奉仕活動を続けてきた小波津厚明・キクエ夫妻がその人です。
すでに十余年にわたって続けられているこのボランティア活動で小波津夫妻は、今ではすっかり園生ともうちとけ、理髪もスムーズ。夫妻の訪問を待ちわびる園生も出ているとのこと。
理容業30余年のキャリアを持つ小波津さんの技術には、園生ならずとも待ちわびたくなるはずです。お店においても、それこそ定期便のように散髪に来るお客さんが多く、その技術に加え、人柄が町民の間にも支持されています。
10月26日に行なわれた大会で表彰を受けた小波津夫妻は「休みを利用して、自分のできることでの奉仕をというものですが、このように評価されて」とその喜びを語っていました。