なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち㊾ ブッソウゲ

方言名 アカバナー。熱帯地方原産のこの植物がいつの時代に沖縄に移入されたかはよく知らない。戦後いろんな園芸品種が移入され、本町でも三十品種は下らないであろう。世界では五千品種以上と推測されている。戦前までは、掲載した写真の品種とフウリンブッソウゲ(方言名 チョウチンバナ)の二品種が普通で生け垣、山羊の飼料、緑肥に使用した。
花は墓に生けることはあるが、室内に生けることを嫌う地方もある。死者の霊を呼ぶからだという。そのことと関わってか、遊びの中で子供に与えるとき、雌しべをちぎってから与える慣習がまだ残っている。真っ赤で南国情緒豊かと思えるこの花に、上記のようなイメージが重なるいわれは何だろう。

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大分類 テキスト
資料コード 008441
内容コード G000000567-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第135号(1988年10月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1988/10/10
公開日 2023/11/21