歩行は、健康づくりのために、また成人病予防のために、手軽にどこでも行なえるよい運動です。
しかし、歩く健康法は、次の3つの条件を心得て歩かなければ運動不足解消のための効果は得られないといわれています。
すなわち、①一定以上の速度で歩く歩行速度の条件、②定時間続けて歩く持続時間の条件、③あまり間があいてしまっては効果が得られない間隔の条件、がそれです。以上の3つの条件を踏まえ、次のように歩いてみましょう。
▼急いで歩こう
ふつう、毎分当たり80メートルぐらい(女子で75メートル)の速度ですが、これを90から100メートルぐらいになるよう歩幅を広く、ピッチをあげて歩きましょう。
▼続けて歩こう
歩く健康法はふつうの速さ(毎分80メートル)なら一時間、やや急ぐ(毎分90メートル)なら三十分、急歩(毎分100~110メートル)なら十分間。
少なくとも 日に20~30分は急いで歩きましょう。
▼毎日歩こう
毎日の生活習慣として行うことが好ましいが、少なくとも週に2~4回程度は必要です。歩く健康法の効果を高めるためには、美しく正しく歩くことが大切です。
①膝を伸ばして歩幅を広げよう
②かかとで着地し、爪先で蹴ろう
③歩隔を狭くし、直線上を歩こう