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未来をひらく学舎佐敷中校舎整備

昭和44年に建てられた町立佐敷中学校の現校舎は、潮風等の影響で老朽化が進み、危険校舎となったため、改築の必要性に迫られていました。
町教育委員会では新たな教育環境の創造をめざし、町立佐敷中学校整備基本計画に基づいて、同校舎の新築工事基本計画の策定を進めていましたが、このほど最終計画がまとまり、19年ぶりの校舎新築が実現することとなりました。
校舎建築の理念では、①多様な学習、多様な体験のできる場であること、②地城社会の学習の場としても対応できること(地域へのオープン化)、③こどもの記憶に残るような学校の三点が強調されています。
次に具体的な設計構想を見ると総床面積が5188平方メートルで、普通教室17教室、理科、音楽、美術などの特別教室10教室のほか、各準備室、事務室、職員室、会議室、資料室など必要な施設が確保されています。
また、この基本計画策定にあたっては、多目的室、教科研究兼資料室、屋外広場、CAl教室、図書室、プラザ、外観および学校の象徴性の8点について、教育効果が最大限生かされるよう十分な配慮がなされています。中でも、コンピュータなどの情報機器を備え、個別学習の反復使用に有効なCAl教室は、情報化社会に対応できる人材の育成に大きく役立つものと期待されています。
さらに将来計画案を見ると、マリンタウン計画によって埋め立てを行ない、校地面積は現状の約二・五倍の6万五5千平方メートルに拡張される予定となっています。
佐敷中学校の新しい学舎は、21世紀を担う子供たちへの大きな贈り物となることでしょう。

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大分類 テキスト
資料コード 008441
内容コード G000000566-0012
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第134号(1988年9月)
ページ 7
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1988/09/10
公開日 2023/11/21