佐敷中学校六、七、八、九、十期卒業生による絵画展が、8月13、14日の両日、町老人福祉センターにおいて開かれました。
展示された絵は、各期卒業生が三十数年前に美術の授業などで描いた当時の作品75点、さらに美術界で活躍する卒業生の作品、現役佐敷中生徒の作品です。作品は統一された額におさめられ、絵画展の雰囲気を盛り上げていました。今回の催しは「懐かしの絵画展」のタイトルで開かれ、マスコミ各社に格好の材料を与え、会場も大いに賑わいをみせていました。
この絵画展は、当時、佐中の美術の教師として教鞭をふるっておられた新垣太敬氏が、このほど全ての公職を退くのを機会に大切に保管してあった作品の数々を卒業生に返還することにしたことから実現したものです。絵画展実行委員会(新里朝善委員長)が設けられ、諸準備が進み、今回の「懐かしの絵画展」となりました。
この日は、当時、教頭であった平田喜長氏、新垣太敬氏、宮城町教育長によってテープカットが行なわれ、絵画展がオープンしました。町内風景や静物画など、伸び伸びと絵筆をふるった卒業生の作品ひとつひとつの前に、多くの人人が足を止めていました。
当時の町内が描かれた絵に感心する人や、美術界で現在活躍する卒業生の当時の作品に見入る人も多くみられ、一味ちがった絵画展となっていました。
絵画展の開催と並行して、記念画集も出版され、さらに評判を博していました。多くの人たちの思い出と懐かしさに満ちた絵画展となり、卒業生をはじめ観賞する人で賑わっていました。