国際化が進む今日、21世紀を担う有為な人材の養成を図るため、中学校英語教育の充実、実践が強く求められていますが、その要請に応えるべく、このほど米国ハワイ州から日系三世の英語教師が佐敷中学校に赴任しました。
ふるさと佐敷のお役に立てればと喜んで来町したのは、ホノルル生まれの山城圭子ドリーンさん。父は山城健一さん、母はドロシーさんで、父方祖父は津波古出身、母方祖父は外間の出身です。ハワイ大学院で教育学修士号を受けた後、州立小学校教諭として15年の教職経験があり、児童の個性を伸ばす教育活動に専念してきました。1981年から4年間、地区指導主事として24小学校教諭の指導および相談業務に携わり、州、地区、学校の教育関係者と種種の計画に参加、教師用指導書の編集も務めた経歴の持ち主です。
ハワイ州からの町出身子弟の受け入れに並々ならぬ意欲を見せた山城町長。「町民との心の触れ合いを通して、郷土の歴史と文化を正しく理解してもらい、ハワイ同胞と町民との掛け橋になってもらいたい」と期待を寄せていました。