動脈硬化は、中年以上とくにお年寄りに多くみられます。日常の食事の質と量は動脈硬化と密接な関係にありますが、運動不足もまた関連しているといえます。
現代人は栄養やカロリーを多くとるわりには、昔のように体を動かすことが少なくなっています。肥満児の例をみるまでもなく、運動不足が肥満、肥満が運動不足という悪循環ができ上がっていきます。
四十歳を過ぎるころからの必要カロリーは青年期とは比べものにはなりません。六十歳ともなれば一日2000から2200カロリーで十分とされています。余剰カロリーは動脈硬化を促進します。よく体を動かし、つとめて歩くことが大切です。