町青少年健全育成協議会の昭和63年度総会が7月22日夜、町老人福祉センターに理事、評議員ら約50人が出席して開かれ、青少年の保護育成のため長年にわたりさまざまな活動を続けてきた同協議会の解散が議決されました。
また、青少協の発展的解消に伴い、青少年育成の地域活動を総合的にとらえ、町民運動として推し進めていくための母体として新たに「佐敷町青少年育成町民会議」が設立されました。
町民会議は、青少年の育成を地域ぐるみで推進することや青少年の社会参加意識の高揚を図ることなど五項目を目標に掲げ、国民会議、県民会議および他の市町村民会議と連携し、より深く幅広い青少年育成運動を展開することになっています。
町民会議設立総会には、県青少年育成県民会議の古波蔵会長も激励にかけつけ、「みんなが先生になってよその子も我が子同様温かく見守ろう」と述べていました。また、与那原警察署の首里署長は、青少年非行の一番の原因は家庭にあると指摘し、親の愛情が子どもたちの健やかな成長に結がると、強調していました。
町民会議の会長に宮城教育長を選任したほか、青少年育成に功労のあった元佐敷駐在の仲西弘巡査に感謝状が贈られていました。