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6月町議会定例会開かる 福地ダムでの米軍訓練に抗議決議

第六十一回佐敷町議会定例会は、6月28日から30日までの3日間の会期で開かれました。
開会冒頭、厚生年金休暇センター等調査特別委員会〔委員15人〕の奥間委員長から調査報告がありました。同委員会は5月に佐賀県の休暇センター、福岡県の埋立事業などを視察、その成果を今後の町の施策に反映することにしています。
山城町長は今6月定例会に議案五件と報告六件を提出しましたが、慎重密議の結果、十一件とも原案のとおり可決されました。一回目の一般会計補正予算は、繰越金、県支出金などを財源として3200万円余が追加されていますが、その中で、歳出での農業費の伸びが目立っています。
30日の一般質問には3人の議員が登壇。浜崎地区土地改良事業の換地時における問題、津波古地区の市街化地域の見直し、佐敷小学校の遊具の設置などで活発な論戦が展開されていました。
今議会ではそのほか決議二件、「保育行政に関する要請書」など陳情三件が全会一致で採択されました。その中で注目されたのは、「福地ダムにおける在沖米海兵隊の軍事訓練に関する抗議決議」。県民の生命の源である水がめでの軍事訓練は、水質を汚濁し、自然環境を破壊する恐れがあり、県民感情をも無視したものであり、断じて容認できるものではないと抗議。今後ダムでの軍事訓練を絶対に実施しないよう求めています。

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大分類 テキスト
資料コード 008441
内容コード G000000564-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第132号(1988年7月)
ページ 2
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1988/07/10
公開日 2023/11/21