先日、新聞でかなり大きく報道されていたことである。去る大戦で疎開していた宮崎県に、手登根の皆さんが当時のお礼をかねて思い出の訪問をするというものである。
筆舌につくし難い当時の苦しい中で、遠方からの子どもたちを親身になって面倒をみてくださった彼の地の多くの皆さんに対して、おくればせながら感謝の心を表わそうという訪問の旅とのことであった。恩を忘れず恩に報いることは人間が生活していく上で、社会生活を営む上で大切なことである。
手登根の皆さんの今回の訪問は、そうした意昧で意義深く、宮崎の人々との今後の交流にも大きなものを残してくれるものと思う。幼なくして親元をはなれての疎開という苦しみの中で受けた恩は、大人になった今でも心に大きく残っており、それが今回の訪問の旅につながったであろう。
戦時下のことであり、さまざまな苦難が当時の児童にはあったはずである。しかし、その中で生まれた人と人との交流は、何ものにもかえがたいものを残してくれたのではあるまいか。
今回の手登根の皆さんの訪問交流は、思い出をたどるだけでなく宮崎の皆さんとの心の交流につながっていくことであろう。こうした交流が、何らかの形で広がっていけば、文化交流、人的交流などといった面にまでおよんでいき、本町のソフト面での発展に大きなプラス、エネルギーとなっていくのではなかろうか。 (収入役)
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|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008441 |
| 内容コード | G000000563-0009 |
| 資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
| 資料グループ | 広報さしき第131号(1988年6月) |
| ページ | 3 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 佐敷 |
| 発行年月日 | 1988/06/10 |
| 公開日 | 2023/11/17 |