結核は結核菌によって、人から人へとうつる伝染病です。わが国では一年間に5000人が結核で死亡、6万人の患者が発生しており、まだまだ油断ならない病気のひとつです。
結核に感染しても発病することは少なく、体の防御力が菌の繁殖を抑えきれない時に
病気になります。例えば抵抗力の弱い老人や糖尿病、腎透析中の人などは発病しやすいです。
一般に咳や痰などかぜに似た症状の続く人、特に血疫や喀血のあった人には、結核が多くみつかっています。こんな症状があったら、進んで受診することが大切です。治療薬も良い薬が出ていて、治療期間も大半が9~12力月でしかも働きながら通院で治せるようになっています。