新開テラス 吉井正子
九歳、六歳、四歳の三人の男の子を持つ母親です。
私は、手の込んだ料理というのは大の苦手で、いつも、何とか簡単に、短時間でできるものをと考えてしまいます。それゆえ、料理実習の時も、えのき、里芋、しいたけを混ぜた白身魚のホイル焼きといった簡単なものに目が行きがちでした。これは、あとでゆずみそをかけて味つけするだけですから、手間もかからないのです。
これなら私にもできると、一度は、さつま芋とりんごの重ね煮-これは砂糖、レモン汁で味つけします-に喜んで挑戦してみたものの、煮汁が多すぎ、先生を慌てさせてしまいました。このように私は、大変な劣等生でした。
それでも、栄養教室、栄養改善教室と、続けて学ばせていただいたおかげで、私なりに自信がつきました。これからの食生活に計画と目標、また料理に対しては“やる気”が出てきたのをうれしく思っております。
実習後に、みんなで作った料理をひととおり試食させてもらいましたが、とてもおいしいと感じました。バランスと栄養が計算された料理というものは、なんて豊かな気分にさせてくれるものなのでしょう。実際には、特に手の込んだ料理というものはなく、簡単で栄養価の高い、例えば、大豆を一晩水につけてミキサーにかけて作る“呉汁”といったような、珍しく、そして工夫された料理ばかりでした。
私は、健康には自信があり、住民検診も、「別に受けなくてもいいのになあ」という気持ちで臨んだところ、何と、貧血傾向にあると診断されてしまいました。最初はびっくりして、レバーなどを食べたりしたものの、そのうちあまり気にもかけなくなっていました。
そんな私に喝を入れてくれたのが栄養教室でした。「貧血になってしまってからではなかなか治りにくい。貧血傾向のとき治してしまえば、レバー等を食べなくてもよい」との先生の言葉に、私は、ハッとしました。女性の、三分の一は貧血とのことで、これも自覚症状が出てしまってからでは、治すのに大変苦労するそうです。また、月経のあとは、一日約
400㏄の牛乳を飲むことによってカルシウム不足を防げるということも、この教室の中で学びました。
このようなためになる講義や実習は、もっと早く、子供が生まれる前に受けておけばよかったというのが私の実感です。
ご指導してくださいました先生方、そして、日々、町民の健康増進に努めておられます町役場の皆様、本当にありがとうございました。多くの方が、この教室を受講されることを希望いたします。
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1fMs5b8A91SIH94CnMnKNQRsKfNwIQOtP |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008441 |
| 内容コード | G000000562-0021 |
| 資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
| 資料グループ | 広報さしき第130号(1988年5月) |
| ページ | 10 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 佐敷 |
| 発行年月日 | 1988/05/10 |
| 公開日 | 2023/11/17 |