「なぞなぞ」は子ども達にとって楽しい言葉遊びである。「なぞなぞ」は方言で「アカシムヌー」 といい、冬の夜長を家族揃って楽しんだものである。
「赤人小(アカッチュグワー)がクムイヒラサー ヤ ヌーヤガ?」といえぱ「ランプ ヌ 火ヤサ」ということになる。
問 行チーネー サチバイ 帰(ケー)イ ネー 後ナイセー ヌーヤガ
答 はしる(雨戸)
問 畑(ハル)ヌ ハインマヤ ヌーヤガ
答 ウェンチュ(ねずみ)
問 ユーチャー ガ チョンダラー ヤー ヌーヤガ
答 カチャ(蚊帳)
等々沢山あるが、もっと知りたい方は『佐敷町史 民俗篇』を参照されたい。
早口言葉といえば、真先に出るのが「ナマムギナマゴメナマタマゴ」であるが、方言の早口言葉にも面白いのがたくさんある。
「那覇ヌ クルマー ムル グムクルマー」「ウンジュナー ウナーヤ ウナンドゥルサヌ タムノー マジディン マジディン マジマリヤビラン」「アヌ アカタカタバクブン クヌ シル タカタバクブン ターチ ウサーチ タカタバクブン」「チャタン ターブックワ ナカイ ヒータイヌタイ タチムッチ タチトゥチョータン」たやすいようであるがやってみると案外うまくいえないものです。試してください。
では最後に、方言の語呂合わせをひとつ。「二四四十四二九十九四二四」-さて何と読むのでしょうか?判らない方は、ぜひお年寄りに聞いてみてください。即座に正解がでてくるものと思います。(N)