なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち㊹ サキシマスオウノキ

方言名 アカズミーギー、ウマヌタニーギー、高さ十五メートルに達する高木になる。西表島では低湿地の河辺林に多い。大昔は本町の浜崎河両岸にもオオハマポウ、アダン、シマシラキなどと生えていたであろうが、今は、新里、佐敷、外間、冨祖崎などに屋敷林として僅かに残っている。板根の高さが三メートルを越す巨木は、西表島の仲間川の河辺林にある。
方言名は赤の染料として使用したことからの呼び名と、果実の形からであろうがタニよりマク(睾丸)が適当な気がする。昭和初期まで、染料として利用するほかに結核の治療にも用いたというが、その薬効は疑わしい。分布は奄美以南、八重山、台湾、熱帯アジア、ポリネシア、アフリカである。

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大分類 テキスト
資料コード 008441
内容コード G000000562-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第130号(1988年5月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1988/05/10
公開日 2023/11/17