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4本柱のもと、まちづくり 第六十回町議会定例会開催 山城町長、施政方針で表明

第六十回佐敷町議会定例会は、3月11日から28日までの18日間にわたって開かれました。
3月11日の開会にあたり、山城時正町長が昭和63年度の町政運営方針を述べました。その中で山城町長は「新年度は特に、海邦国体の成功でかち得た町民の和と力、その実績をより強固なものとするための努力をし、ふるさと意識の更なる高揚を図っていく」ことを強調。町民本位の町政を基本とし、「豊かな郷土 希望の町」「文化の里 学びの町」「明るい生活 思いやりの町」「潤いある安らぎの町」という四つの柱の下、まちづくりを推進していくことを明らかにしました。そして、「地方自治体の健全な運営は今後とも最重要な課題であり、厳しい状況下ながら財政構造の健全化に努力したい」と結んでいます(施政方針全文は7頁より)。
町は、今議会にこの施政方針の裏づけともなるべき、昭和63年度一般会計予算など18件の議案等を提出しました。提案された一般会計の予算総額は、24億4300万円で、昭和62年度当初予算比で16.3%増と大幅な伸を示しています。
新年度の主な事業は、総合計画策定事業、町まつり実施事業、佐敷中学校校舎建設事業、学習等共用施設整備事業、外国人英語教師の招請、町史自然篇発刊事業などとなっています。
3月17日の一般質問には11人の議員が登壇。マリンタウン計画、大井川改修工事、福祉問題、都市計画、生活環境の整備など、当面する諸問題について活発な論戦が展開されていました。
議会は、町長提出案件のほか議員提案の「地方議会権能の充実整備等を図る地方自治法改正案の早期成立の要望決議」などを原案のとおり可決して、3月28日に閉会。4月1日より新たな昭和63年度の諸事業が展開されています。

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大分類 テキスト
資料コード 008441
内容コード G000000561-0003
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第129号(1988年4月)
ページ 2-3
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1988/04/10
公開日 2023/11/17