なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち㊷ オオイタビ

方言名 チタ。クワ科の常緑低木。屋敷周辺の石垣、海岸や山岳地の岩礁、あるいは老木にからみついた茎は幾つにも分かれる。葉の大きさは環境の良い所では、ガジュマルの葉程にもなり、茎は四、五十センチ位まで直立することもある。
条件の悪い所では、一センチ足らずの葉をつけ、別種かと思うほどである。
果実はガジュマルやケイヌビワ(アンマーチチー)と同じく、果肉は花で包まれていて外からは見えない。果実は熟すると甘味がある。青い実はホウズキとして用いた。
口いっぱいにオオイタビの実をふくみ、キューキューホウズキを鳴らして遊ぶ女の子を見かけなくなって20年?テレビ・マシンゲームでしか遊べない子どもらに草木で遊ぶ術を伝えたいものだ。

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大分類 テキスト
資料コード 008440
内容コード G000000558-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第128号(1988年3月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1988/03/10
公開日 2023/11/17