大いに機能する計量器
津波古 伊禮秀子
おいしいお料理に出会った時、本当においしかったと満足します。栄養のバランスが充分だと思っているかどうかは気になりません。
私たちは代々ひきつがれた習慣的なものと、他からの種々の情報で得た知識で意識的にバランスは考慮して家族の喜ぶ料理を作っていると思っているのです。だが、好みが中心になっている傾向があり、アンバランスのバランスだったり?…。
62年度の栄養教室が開講しました。これまでとは違う、開講式では「今回は欠席しないように頑張る」と言いきりました。言った以上、意欲を出してと、己を励ます。受講を重ねて、少し意識が高まってきたように思えました。所用は栄養教室の時間に重ならぬよう気を配ったつもりでした。おかげさまで皆出席できました。志村課長に感謝、ありがとうございます。
栄養教室に学んでよかったと思います。今、我が家の食生活に少しずつ変化が起こり始めています。教室で学んだ成果の現れだと自負しているところです。
台所にある小さな計量器の出番がきました。色とりどりの食品が量を通過してお鍋やお皿へ、今、小さな計量器をわが家では大へん重宝しています。
サイコロメニューは楽しく、一群、二群、三群、四群、五群、六群、一単位とかKカロ
リー、栄養素など、教室での理論はむづかしいというイメージで専門家専用と思いこんでいました。だが、こんど学んだおかげで、教室の理論からとび出して栄養学が身近な我が家に入ってきました。
理論から実用になったわけです。
これを機に栄養素に、サイコロメニューにKカロリーにもっと関心を深く寄せ健康に
役立てたいと考えているところです。最後になりましたが、行政に感謝申し上げます。
バランス食がガン予防
つきしろ 境米子
「保健指導員はぜひ受講して下さい」そういうおさそいがあって申込んだ栄養教室でした。今さら栄養学でもないだろうが、と思いつつ5月14日第一回目の開講式にのぞみました。二回、三回と回を重ねていくうちにバランス食がガン予防にも役立つということを学び、
食べることがいかに大事かを知りました。これまで自分がいいかげんな食生活をしていたことに気がつき、反省させられました。
自分は健康だから大丈夫、健康だけがとりえだなんて自負していた私も実はメヌエル病だといわれています。更年期はだれにもやってくるので病気ではないと思っていますが
内心不安だったのです。でも栄養教室でこの半年間健康づくりの必要性を学んでいるうちに、身体の調子もよくなり、毎日が楽しく、更年期障害なんかが来てもはねのける元気が出てきたように思われます。
何事も意識することですね。最初の頃は、味噌汁の薄味に慣れず、だしの素を入れたり、おかずには化学調味料をたっぷり使っていました。
今思えばなんと無知なことを。実習を何度か体験していくうちに、化学調味料は使わないでも、おいしくいただける料理が作れることに気がつきました。
”貧血食の実習”ではレバーを使って料理を作りました。「レバー入りカボチャコロッケ」子供が喜んで食べてくれそうなので家でも作ってあげようと思います。「プロセット」串にさしてフライパンで蒸し焼きにするんですが、長ねぎ、ピーマンの下味がよく効いてとってもおいしくいただけました。
みんなで作って一緒に食べる、なごやかなうちに試食会は終わりました。今日で実習が終わりかと思うと淋しくなりましたが、引き続き栄養改善教室で学んでいくことになりましたので、これからも自分なりにがんばっていくつもりです。諸先生方、この半年間御指導
下さいましてありがとうございました。