「21世紀の佐敷町を担う子供たちの学力向上に役立ててください」。東京で活躍する町
出身の篤志家からうれしいお年玉プレゼントがありました。
200万円もの大金を寄贈してくださったのは、字津波古の出身で現在東京都の品川区で
診療所を開業する医学博士の瀬底正快さん(80歳)。
毎年冬には帰郷する瀬底さん。今年も正月をはさんで五日間滞在しました。贈呈式は1月3日午後、おいにあたる瀬底正徳さん宅で行なわれ、町教育委員会の宮城教育長に小切手が手渡されました。
大正12年、16歳で上京し苦学の末現在の地位を築き上げた瀬底さんは、小学生のころ
立志伝を読んで発奮したとのこと。次代を担う後輩たちには「広い視野と大きな夢をもって羽ばたいてほしい」と望んでいました。
年明け早々のビッグな善意に山城町長も大感激。「瀬底さんの町を愛する心には本当に頭が下がります。ご趣旨に沿って有効に活用したいと思います」とお礼の言葉を述べていました。
この寄附金は、町立三学校と幼稚園の図書購入費に充てられることになっています。