第57回町議会定例会は、12月15日から12月17日までの会期3日間で行なわれました。
今定例会では、新たに生じた土地の確認などのほか4件の議案が提案されていました。審議は本会議での提案理由の説明、質疑を経て委員会へ付託され、17日の本会議におけて
原案のとおりすべて可決されました。
主な議案は、59年2月7日の町議会臨時会で可欠された字新開1番地242の地先公有水面埋立(県の埋立した15,457.62平方メートル)により新たに生じた土地を確認し、その土地を字新開に編入することにし、字の区域を変更することになりました。
さらに、佐敷中学校の学習活動やクラブ活動などに使用するワゴン車の購入などを含む3099万2千円が一般会計への訂正などがありました。
そのほか、議員提案の通行税の撤廃や、航空機燃料税の軽減等を盛り込んだ「本土・沖縄間航空運賃の低減に関する要望」が全会一致で原案の通り可決されました。
また、厚生省が国民健康保険への国庫補助金の引き」下げを意図した「国民健康保険制度の改革に関する意見書」についても全会一致で原案の通り可決し、それぞれ関係機関へ実現に向けて送付されることになりました。
17日に行なわれた一般質問では9人の議員が登壇し、新年度予算編成に関する質問をはじめとし本町におけるポスト海邦国体の重点施策等についての質疑がかわされました。
なかでも、昭和六十四年建設予定の厚生年金休暇センター事業や調査段階に入っている「マリンタウンプロジェクト構想」、さらに土地改良事業等についてが詳細にわたって質疑され、現在の進渉状況や今後の具体的な方向性などが明らかにされていました。
各議員席に新たにマイクも設置され、審議する声も良く通り、議事もスムーズに進み、昭和62年をしめくくるにふさわしい盛り上がった議会となっていました。