1988年の新春を迎え、謹しんで町民の皆さまに新年のごあいさつを申し上げます。本年も、町民の皆さまのますますのご繁栄と佐敷町のさらなる発展を心から祈念いたします。
昨年は、町民の皆様のご支援とご協力を得て、第41回国民体育大会「海邦国体」という一大事業を成功裏のうちに終了することができました。あらためて、町民の皆さん各位に衷心より御礼申し上げます。また昨年は、本町の永年の健康づくり事業が評価され、栄えある県内初の厚生大臣表彰も受けました。海邦国体の成功、厚生大臣表彰は、町民に大きな自信を与えました。私たちはその成果と充実感を新たな原動力として、今後の佐敷町の発展へと結びつけていかなければならないと思います。
本年も、マリンタウンプロジェクト構想、厚生年金休暇センター建設準備、産業の活性化、生活環境の整備、健康なまちづくりと本町の将来にとって大きな影響を及ぼすいわゆるポスト国体の事業にとり組まなければなりません。これらの事業には、二十一世紀の佐敷町をみすえ、今後さらに検討を加え、そして、地域住民のコンセンサスを得た上で推進しなければならないことなど大きな課題もあります。これらの目的を達成するためには、町民の皆さまの参加と協力が必要となってまいります。
「明るく健康な町・佐敷町」をめざして、ふるさとを愛する町民の皆さん一人ひとりの発揮する力を大切に、活力ある町づくりを本年も進めてまいります。どうか、より一層のご支援、ご協力を申し上げ、新年の挨拶といたします。