なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち㊵ リュウキュウマツ

「松竹梅」として床の間の掛軸の絵にあるいは門松に、縁起のよい植物として飾られる。用途は建築、造船、臼、土木工事用材などのほか、最近ではチップ材として利用されている。
トカラ列島以南、琉球列島各地に分布する固有種で、痩せ地でもよく生育する。
町内にも直径四、五十センチの茎の松は多かったが、太平洋戦争の際に陣地構築、防空壕の枠材として切り出された。
独特な樹形で、老樹名木として知られる久米島の五枝の松、伊平屋島の念頭平松、今帰仁村仲原馬場の松並木など、沖縄各地には、名のついた松は多い。
町内でもヒラマーチャー、〇〇マーチューと、地名や詩にその名を残す名樹もあった。

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大分類 テキスト
資料コード 008440
内容コード G000000556-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第126号(1988年1月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1988/01/10
公開日 2023/11/17