方言名 ンムガーチョウチョウ(芋の皮蝶の意)。タテハチョウ科。
前翅長四十ミリ内外。翅の外縁部に沿って孤状にルリ色の帯が走る(写真では白色に見える)。
これが和名の由来である。このルリ色の色帯の位置は、緯度によって違いが見られるようだ。樹液や獣糞、腐敗した芋を好む。幼虫はサンキライ類、サルトリイバラ類を食草とする。
寒い地方では季節的に成虫の形に差を生じるが、沖縄では夏型、秋型の区別はつかない。ほとんど周年成虫が見られる 翅の裏面は褐色の濃淡で染め分けられているが、枯葉や樹皮に見間違うほど地味な色で、翅を立てて休むときは保護色として役立っている。全国、アジアと分布は広い。字佐敷にて、八月撮影。