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ヤシ並木をひた走る「平和の火」 海邦国体炬火リレーリハーサル実施さる

全県あげて取組まれている海邦国体炬火リレーのリハーサルが、本町においても八月四日行なわれました。前月より町民の協力を得て、役場職員一体となって態勢づくりが進められ、炬火リレーリハーサルを迎えました。
3日、糸満摩文仁ガ丘で採火された炬火「平和の火」は、予定時刻15時37分より7分ほど早く知念村から佐敷町に引継がれました。仲伊保バス停での引継ぎ式の後、炬火は一般チーム13人によってワシントンヤシ並木に白い煙をたなびかせながら運ばれていきました。
第二の中継地・手登根バス停では、一般チームより佐敷小学校児童チームの手に炬火が手わたされ元気よいあいさつと共に、白バイに先導され、体息地・役場前まで運ばれました。沿道からは町民の盛んな拍手、声援がとびかいさながら本番の雰囲気すら出ているようでした。
役場前では、炬火皿に「平和の火」はうつされ、休息に入り、佐敷中吹奏楽部の数曲の演奏でいよいよ雰囲気は盛り上がっていました。到着式の後、炬火は再びトーチに点火され、馬天小学校児童チームによって次の中継地・町老人福祉センター前バス停までひた走りました。
馬小児童から佐敷中生徒チームに引継がれた「平和の火」は、新里三差路、馬天大道りを力強く走り抜け、バクナー入口において与那原町に引渡されました。
本番さながらの規模で実施された今回の炬火リレーリハーサルは予行演習の意味ばかりでなく、海邦国体の成功へ向けてのムードづくりにも役立ったようでした。

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大分類 テキスト
資料コード 008440
内容コード G000000550-0018
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第120号(1987年8月)
ページ 10
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1987/08/10
公開日 2023/11/17