なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち㊱ ツマグロヒョウモン

タテハチョウ科。前翅長35ミリ内外。雌雄で斑紋が異なる。雌の前翅先端三分の一は黒紫色で、中に長方形の白色が並ぶ。外翅縁は前翅、後翅とも黒紫に縁どられ、中に半月型の白色斑が並ぶ。
俊翅裏面は黄褐色の地に緑褐色、白色、赤褐色の斑点が混在する。
雄は赤褐色の地の中に黒色の斑紋が散りばり、前翅の先端が黒紫に染まることかないので、雌雄の区別は容易である。
成虫は周年みられ、屋敷周辺、畑、林縁に普通に見られる種で、アワユキセンダングサ、ランタナなどの花で吸蜜している。食草はスミレ類。分布は、近畿地万以南の日本各地、韓国、台湾、インド、スマトラ、ジャバと広い。上の生態写真は雌、標本写真は雄。字佐敷にて撮影。

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大分類 テキスト
資料コード 008440
内容コード G000000550-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第120号(1987年8月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1987/08/10
公開日 2023/11/17