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平和創出の足がかりに 町戦没者慰霊祭開催

安らかにお眠りください。世界の恒久平和のために全町民一丸となって努力いたします―昭和62年佐敷町戦没者慰霊祭が7月1日午後2時より、つきしろの宮境内の慰霊塔前においてしめやかに行なわれました。
町遺族会の皆さんをはじめ多くの参列者がつめかける中、慰霊祭は行なわれ、幾多の戦争で尊い犠牲となられた多くの町民のみたまの冥福が祈られました。
山城町長、神谷町議会議長はそれぞれ追悼のことばの中で、平和の創出へ向けて努力しますとの誓いを述べ、多くの尊霊に対する慰霊のことばとしていました。
梅雨あけ宣言も出され、強い夏の日差しが差し込む中、焼香の列は続き、多くの参列者による慰霊が行なわれていました。
戦争体験者が少なくなり、戦争の風化さえ語られる今日、慰霊祭の開催は、戦没者の冥福を祈るだけに終らず、平和創出への足がかりとなっているようでした。

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大分類 テキスト
資料コード 008440
内容コード G000000549-0004
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第119号(1987年7月)
ページ 3
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1987/07/10
公開日 2023/11/17