昨年の南米三カ国訪問の際の歓迎のお礼として、山城町長が各地の町人会に贈呈した
『佐敷町史』「広報さしき」「佐敷町紹介のビデオ」の礼状が、南米各地から届いています。
二世、三世の時代へと移行しつつある移民地の町出身者の社会にあって、町の歴史や現況を伝える出版物は貴重な資料となっているようです。一世の皆さんが二世、三世に読みきかせ、誇れる郷土の様々な姿を機会あるごとに伝えているとのことが礼状にはしたためてあります。
サンパウロ在の郷友会々長の山城粒吉氏の礼状には「町民の英知をしぼって出来た町史は、すみずみ迄愛読することによって、郷土を愛する事ができると思います。在ブラジルの町出身者にもれなく巡回して読んでもらう事に致します」ということが書かれていました。
「広報さしき」によっては、町の現況が知ることができ、発展する町勢をまのあたりに知ることができるとも書かれていました。山城町長のプレゼントは三世の皆さんにとっても「自分のルーツ」を知る上で貴重な資料として使われているようです。