日本産マダラチョウ科の中て、最も大型の種で、前翅長75ミリを越すものもある。翅は黄白色の地に黒色の斑紋が多数ちりばめられていて、翅脈も黒色。
翅の形や、斑紋で雌雄の区別は難しい。腹部先端の究起で識別は容易である。
この大型の蝶の飛翔はゆっくりしていて簡単に捕えられる。林内をゆっくり飛翅している様は黒色の斑紋が新聞紙のインクにみえて、風に舞っている新聞紙を連想させるのか、子供たちの間ではシンブンチョウチョと呼ばれている。成虫は冬期の一時期を除き、ほとんど年中見られる。羽化直前の幼虫は黄金色で美しい 沖縄本島を北限とし、八重山、台湾、フィリピン、ボルネオ、スマトラ、マライ半島に分布する。