佐敷町・知念村給食センターに、子どもたちから「おいしく栄養のある給食」に対する
感謝のたよりが届きました。
初夏の爽やかな風のようなうれしいたよりに、給食センターの職員は心を温かくして、
新入生を迎えた新学期の給食づくりに大はりきりです。
手紙を送ったのは、佐敷小学校をこのほどめでたく卒業した當眞みどりさん(兼久)と
新二年生の仲本康彦くん(新里)、運天かなめさん(新里)の三人。
以下は、給食への感謝をこめた三人の手紙の全文です。
「給食センターのおじさん、おばさん、これまで6ヵ年間大変お世話になりました。毎日
のおいしい給食、好ききらい残さず食べることができました。特に松組は人数が少ないわり
には量もたっぷりで、毎日腹いっぱいいただくことができました。なかでもぜんざいやマカ
ロニサラダ、スパゲティなどの時給食時間がまちどおしく、一年生の二人は、エプロンつけ
るのもあわただしく、はだしでとび出していくことが多かったです。
雨ふりや、天気の悪い時などの給食作りや給食運搬など大変だったと思います。
でも、時間にはいつでもきちんと届いていましたね。私達の先生は、一年生の康彦くんや
かなめさんが勉強中甘えたりすると、すぐに『給食のおばさん、おじさんは、あなた方をよい子にするためにいっしょうけんめい給食を作っておられる。だからいっしょうけんめい勉強しない人は給食はあげません。』とよくいいます。私もなるほどそうだと思います。
中学校にいっても給食センターのおじさん、おばさんが作った給食が食べられるので楽しみです。私が卒業したら、あとには今の一年生の康彦くんとかなめさんだけになり、運搬
が心配です。勝手なおねがいだと思いますが、食缶や食器やパン箱などいっしょに入れて
はこべる手おし車のようなのがあったらいいですね。
これからも私達のためにおいしい給食作りのために励んで下さい。くれぐれもお体に
気をつけて下さい。
昭和62年3月 給食センターのおじさん おばさんへ
卒業生 當眞みどり
一年生 仲本康彦
〃 運天かなめ