第52回佐敷町議会定例会が昭和62年3月12日から3月26日までの会期15日間で開かれました。
山城町長は所信表明の中で、62年度の町政運営にあたり「平和で明るく豊かなまちづくり」を理念に掲げ、四つの方向性「ひらかれたゆたかな町」「文化のかおる教育の町」「健康の町・福祉の町」「憩いと安らぎの町」を柱とし、広く町政全般にわたり、町づくりに全力をつくすとともに海邦国体を成功させたいとの決意を述べていました。
今定例会には、62年度予算など13件の町長提出議案が提出され、慎重な審議が行なわれました。主なものは新年度の一般会計予算ほか3件の予算、保育所入所措置等の条例の制定および教育委員会委員の任命の同意議案でありました。
今定例会では特に、一般会計ほか三つの新年度の予算については、予算審査特別委員会が設置されて慎重な審査が尽されました。審議の結果、町長提出の議案のすべてが、原案のとおり可決されました。
陳情は18件ありましたが、それぞれ関係する委員会に付託され、3件は採択、10件は継続審査、5件は審議未了となっていました。
18日の一般質問には、9人の議員が登壇し、町長の所信表明を受けて、いろいろな角度から町政運営の姿勢、教育環境の整備、生活環境の整備、農業振興事業、公共施設整備計画など、町政の各分野にまたがり、活発な論戦が展開されていました。
なお、町長「施政方針演説」は全文12頁より掲載してあります。