昭和62年度の本町の一般会計予算案ができた。本紙がお手元に届くころには、町議会の3月定例会において細部にわたって審議、検討されているはずである。
今回の予算案においても、やはりその厳しさはいなめず、限られた財源の中でのやりくりが国民体育大会の予算をはじめとし要求されている。厳しい面が多い予算案となっている。
限られた財源の中でつくっていくのが予算であり、当然といえば当然の話であるが、それだけに、より有効な生かし方が必要となってくる。生きた予算、生きたお金とするために、私たちは常に、「今、本町にとって何が必要か」を考え、それを最優先に実践していく必要があるであろう。
内部努力という言葉があるが本町においては、まさに現在はそれが要求されている。より効果的に予算を生かすための努力をつくし、常にその生かされ方を点検していかなければならない。お金はその使い方によって生きもし、死にもするものである。限られた財源を、生かすために、普段の努力をおしまないようにしていきたい。
本町は、国民体育大会後も、マリンタウンプロジェクト構想や国民年金休暇センター建設に伴う諸事業など、将来にわたっての大事業がひかえている。
町民の皆さんの理解と協力の得られる町政、着実に地歩をかためる町政の展開のために、あらゆる努力を続け、財源の有効利用を図っていきたい。(助役)