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山梨県津留市より国体旗引継ぐ  62年海邦国体の成功を誓って

海邦国体開催時の選手団の民泊受入れ態勢を県内でいちはやく100パーセント達成し、大会成功へ向けて着々とその地歩を固めている本町へ、先催地の山梨県津留市から国体旗と激励旗が届けられました。2月17日、その引継式が佐敷町役場議会室において、午後1時30分より行なわれました。
津留市からは、都倉昭二市長はじめ、牛田勝男市議会議長、秦源太郎国体室長、天野武国体室次長、鈴木益勇総務課長補佐の5名が引継式に参加、本町からは、山城町長、神谷町議会議長、外間収入役、宮城町教育長ほか町役場課長補佐以上の職員が式にのぞみました。
国体旗引継式は、仲里教育委員会参事の司会で進められ、宮城教育長の津留市の皆さんの労をねぎらう開会のことば、山城町長の歓迎のあいさつが行なわれました。
続いて、国体旗の引継ぎが行なわれ、都倉津留市長の手から山城町長の手にしっかりと手渡されました。盛大な拍手につつまれながら引継がれた国体旗は、式場正面に掲げられました。次いで、津留市民の皆さんの海邦国体成功の祈りがこめられた激励旗が本町に贈られました。
二つの旗を本町に手渡した都倉津留市長は、 「沖縄にまいりまして南部戦跡を参拝させていただきました。平和の尊さをつくづくと感じ、沖縄県は平和の原点となるべきであると思いました。その沖縄の地で、国民体育大会が開かれますことは、まことに意義深く、多くの国民に平和の尊さを知っていただく良い機会になるのではないかと思います。津留市民をあげて、佐敷町における国体の成功を祈念いたします」と引継ぎの、辞を述べていました。
記念品の贈呈においては、津留市からは武田信玄公に由来する軍配と甲州織が贈られ、本町からはデイゴがあざやかに描かれた琉球漆器の飾り皿が山城町長より都倉市長に贈られました。
引き続き、国体開催準備状況の体験報告が秦国体室長によって行なわれ、津留市民の取組みやかいじ国体開催にあたって特に力を入れた点などが語られました。
海邦国体開催まで余すところ8力月とせまった今日、今回の国体旗引継式は、ムードが盛り上がりつつある本町にとって大きな良い刺激となっていくにちがいありません。

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大分類 テキスト
資料コード 008439
内容コード G000000541-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第115号(1987年3月)
ページ 2
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1987/03/10
公開日 2023/11/17