なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

栄養改善教室に学んで

第4期栄養改善教室 感想文集『ばらんす』より

考える食事づくり  佐敷 西平キヨ
週1回、火曜日に開かれている栄養改善教室に通って、去年と継続で2年目になります。
最初のころは緊張のせいもあってかいやな思いもしましたが、1週1週重ねていくうちに楽しい教室になっていきました。
勉強は、4つの食品群、食品の分け方、選び方、そして、栄養素を学び、バランスのとれた食事などを中心に学びました。
おかげさまで、毎日使っている食事の材料の栄養素やカロリー、それにグラム数などが少しずつですがわかりかけてきました。考えて食事を作り、考えながら食べるようになったということも、勉強の成果のあらわれだと思います。
栄養改善教室を通して、新しい友だちがたくさんできたのもうれしいことのひとつです。
「65キロだった体重の5キロの減量にも成功し、それに、牛肉と乳製品を食べられるようになりました」と書き添えられないのが残念です。

健康食づくりの力に  外間 知念芳子
「健康づくりは食生活から」を標榜した栄養改善教室は、週1回22週にわたって町農村婦人の家で開かれました。
我那覇朝子先生を中心に多くの講師の方々の懇切丁寧な指導で、日々の献立からカロリー計算、減塩あるいは甘味を少なくした低カロリーの健康食づくりの中から多くのことを学べました。
教室で学んだ成果を、わが家の食生活改善に役立てるようにこれからも一層努力していきたいと思います。教室に参加する以前と今とでは、私の調理する態度に変化がみられ、 1日のカロリー量、低脂肪、減塩、6つの基礎栄養食品の組み合せなど、考える食事作りに一歩ずつ近づきつつあるようになりました。これは大きくわが家の健康増進、豊かな食生活、楽しい食卓づくりに役立つものと思います。
また、教室のなかで共に学んだ仲間の皆さんから教えられたこともたくさんあり、和気あいあいとして学んだ雰囲気は、私にやる気を起こさせてくださいました。この仲間のつながりを大切にしながらここで学んだことを実践し、各地域で普及に努めていきたいと思います。

広がった視野  屋比久 宮城恵子
私が栄養改善教室を受講して、早くも2年が過ぎようとしています。去年は、肥満を対象としたもので、小学2年の長男のために食事改善等を勉強したのですが、1年間では勉強不足で、今年もまた受講できる機会を得て感謝しております。
今年の教室は、成人病を中心に医学的な面と、その食事療法などを勉強させてもらいました。これからは、家族の健康にも一段と気を配り、食事などにしても栄養のバランスを考えながら、学んだことを十分に生かしていきたいと思っています。
教室に通っていると友だちも増えて、毎週火曜日の来るのを楽しみに待つようになりました。
主婦業をしていますと、とかく家庭に閉じこもりがちになってしまいます。栄養改善教室のような機会を作っていただきますと、私のような主婦は、視野も広くなりまた、ストレスの解消にもつながってまいります。
私は、この教室で運動の大切さも知り、今では毎日4キロ以上のジョギングもしています。家族にも常に教室で学んだことを話すようにして、日ごろの健康に気をつけさすようにしています。
長男の肥満は相変らずですが、いつの日か標準体重になることを願って、その日まで教室で学んだことを忘れずに頑張っていきたいと思います。

※前号の「家族に喜ばれて」屋比久・宮城恵子さんは、手登根の仲村貞子さんの感想文でした。関係者各位にご迷惑をおかけしましたことを深くお詑び申し上げ、謹しんで訂正させていただきます。

ダウンロード
大分類 テキスト
資料コード 008439
内容コード G000000540-0013
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第114号(1987年2月)
ページ 7
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1987/02/10
公開日 2023/11/17