上原俊 町青年連合会・代表
町づくりの主体となるのは、基本的には多数の町民でなければならず、その町民は、1人ひとりがばらばらの意見ではなく、1つの理想郷づくりの方向性のある意見を持ち、そして、そのための実践が必要です。
さらに、その意見の実践を通して行政側を動かし、現実化していかなければなりません。
一方、行政側は、町づくりの担当を、事務職、技術職の両者で構成しヨコの関係を強くしていかなければなりません。町づくりがこのような形で進行していくならば、理想的ではないでしょうか。
幸い、わがまち佐敷には、扇のような広い平野、肥沃な土壌、前面に広がる馬天港-地理的に恵まれており、豊かな自然があります。このような条件下、公園等の社会施設が増設されていくならば、今後、さかえるまち、夢が語り合えるまちになっていくにちがいありません。
この町づくりの主人公たる町民の中の、私たち青年は、その中心になっていかなければならないでしょう。青年はその若さをもって長期的な視点に立つことができ、これからの夢を語り、それを実行することができるのです。
そして、私たち青年が、町づくりを実践していくうえで、いちばん大切なことは、わがまち佐敷を理解し、愛し、行動力を発揮することです。さらに、そういった青年たちを次々と生んでいく努力も怠ってはなりません。まちづくりを担う若者づくりも同時に行なっていく必要があります。
まちづくりに連続性を持たせるためにも、行動力のある青年をつくって行かなければなりません。
私たちは、それを目ざして頑張っていきたいと思います。
◎次回は、嶺井永湧町老ク連会長(当時)の「私の思う佐敷の街づくり」です。